新しい年を迎えました

今年の干支は「癸卯(みずのとう)」、文字通り“卯(うさぎ)”を表します。“癸”は「揆(はかる)」という文字の一部であることから『種子が計ることができるほどの大きさになり、春の間近でつぼみが花開く直前である』という意味があります。また“卯”という文字には「門を開いている様子を連想させる」ことから『冬の門が開き飛び出る』という意味があり、総じて『これまでの努力が花開き、実り始めること』と縁起の良さを感じます。そのせいか、卯年生まれの方は“物静かで礼儀正しい”“争いごとを好まず平和主事者”“世渡りがうまく年上の人に好まれやすい”“何でも器用にそつなくこなす”等も特徴があるそうです。
 そんな新しい年ですが、愛知・名古屋に所縁の深い人物を題材として、新たな視点で描かれるのがNHK大河ドラマ「どうする家康」です。天下分け目の関ヶ原の戦いに勝利し、織田信長・豊臣秀吉と並ぶ三英傑の一人として偉大な“天下人”という印象ですが、これまでとは少し違った“か弱きプリンス”という家康像を描くと言われています。すでに物語は始まっており、東海地方には家康が産声を上げた岡崎城だけでなく、所縁の深い史跡・寺社仏閣も数多く現存するため見どころも多いと感じます。世に言うその人物像は“泣かぬなら/泣くまで待とう/ほととぎす”の俳句が有名で、60歳を超えてから江戸幕府を開いたそうです。大成するには“待つ”ことの大切さを教わるような気もしますので、子どもたちの支援でも“焦らず・慌てず・諦めず”に、時間を掛けて関わっていけるよう心掛けたいと感じました。

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