新しい年を迎えました。

新しい年を迎えました。今年の干支は「壬寅（みずのえとら）」、文字通り“寅（とら）”を表します。“寅”という文字には、「まっすぐに伸ばす、引っ張る」という意味があり、家の中で矢を両手でまっすぐに伸ばす様子を表しているそうです。中国伝来の十二支は、もともと植物が循環する様子を表しており、その年の特徴に繋がるとも言われています。“寅”は十二支の3番目で、子年に新しい命が種の中で芽生え始め、丑年には種の中で育つがまだ伸びることができないため、寅年で春が来て根茎が成長する時期、草木が伸び始める状態とされているそうです。そのせいか、寅年生まれ方は、“前向きでチャレンジ精神が強い”“強い信念と自信を持って挑んでいく”“行動力と社交性でリーダーに適している”という特徴があるとも伺います。
　さて、この1-2年は世界的な感染症の蔓延に伴う予防策・対応策が浸透する時期となりました。その意味で、私たちが“当たり前”のように取り組んできた行事・企画は修正を余儀なくされたとも言えます。この間、思うように活動できなかった子どもたちは不便な思いをさせましたが、職員はもとよりご支援いただく関係者・機関の皆さまにも多大なるご協力を賜れたことで現在に至れたものと感じます。当初は不安・不満・懸念等も多かったと感じますし、新しい環境・新しい生活様式にどうにか慣れていくことを意識し、感染対策を実施した上で行事等に取り組んでもきました。収束に向けて、これからも幾つかの波があるかもしれませんが、今年が“寅年”ということにちなんで、何事も“寅（トラ）イ”していく姿勢が大切なので、子どもたちとできる何らかの“変化”を引き続き考えていきたいと思います。